テストの振り返り方~東大卒塾長が教える着実に点数をアップさせる方法~
徐々にテストが終わり、テストの結果も明らかになってきた頃かなと思います。
テストが返ってくると、その結果に一喜一憂してしまうと思いますが、
テスト後にやるべきことがあります。
むしろ、ここからが非常に重要です。
それが振り返り。
ここを疎かにすると、次の試験に成功体験を活かせなかったり、
失敗を活かせなかったりと、安定して結果を残せません。
今日は、振り返りをテーマにしたいと思います。
目次
1.なぜ、振り返りが大事なのか?
テストは「結果」だけで終わらせると同じミスを繰り返します。
成長する人は必ずPDCA(Plan → Do → Check → Act)を回しています。
テストは「Check(評価)」の材料であり、
ここから次のPlan(何をどう変えるか)を作らなければ意味が薄くなります。
テスト後を起点にして考えると
具体的には:
- Check(テスト結果):正答率やミスの種類を把握する。
- Act(原因分析):なぜ間違えたか(知識不足/計算ミス/時間配分/読解の甘さ)。
- Plan(改善案):次回の勉強で何を増やすか・減らすかを決めて計画を立てる。
- Do(実行):決めた対策を実行し、次のテストで成果を確認する。
振り返りはこのサイクルを確実に回すための必須工程です。
短時間でも構造的に振り返ることで、同じ努力量でも結果が変わります。
2.振り返りの種類とは?
振り返りは大きく分けて
①問題を解きなおす振り返り と
②取り組みの見直し(勉強のやり方を変える) の二つがあります。
両方が揃って初めて得点の安定化と向上につながります。
①解きなおし
目的は「その問題を確実に解けるようにする」こと。
そして、次に同じ問題や類題が出たときに回答できるようにすることです。
定期テストで終わりではなく、
受験なども見据えるのであれば、必須の取り組みです。
例えば当塾で取り組んでいる内容は
以下のような手順で行っています。
- 間違えた問題を確認し、ミスの種類も記録する。
- 解き直し:まず答えを見ずにもう一度解く。
- 解説・教科書で概念を確認(知識の穴があればノート化)。
- 間違えた範囲の類題を解く(定着させる)。
ただし「ただ解くだけ」にならないよう、必ず原因(理解不足か単純ミスか)をセットで記録します。
②取り組みの見直し
こちらは今回の試験でうまくいかなかった原因を分析し、
次回の計画や学習に活かすという学習習慣や計画面から改善するプロセスです。
点数が悪かった、ある分野の点数が悪かった
その原因がどこにあるのか
どのような対処をすればよいのかということを考えます。
- 学習時間と配分(科目ごとのバランスは適切か)
- 勉強方法(暗記中心になっていないか、アウトプット量は十分か)
- テスト直前の対策(復習の頻度、過去問の使い方)
- 生活リズム(睡眠・食事・集中できる環境)
例えば、漢字ができなかったとして、
次の試験は漢字をやりましょうというのでは、
同じことが繰り返される可能性があります。
勉強時間が不足していたのか?
取り組み方が悪かったのか?
そもそも、その分野が悪いことは想定内なのか?想定外なのか?
(ほかの分野で点数を確保するつもりで、想定通り取れなかったのであれば、
問題はないという可能性すらあります)
これらを徹底的に振り返り、次の試験に活かす必要があります。
取り組みを見直すことで、同じ努力でも効率よく点が伸びる基盤ができます。
3.ひとりで取り組むことがむずかしければ、人と一緒にやろう
ここまで読んでみて、できそうだと感じましたか?
それとも難しいと感じましたか?
一人で冷静に原因分析を続けるのは難しいものです。
だからこそ私たちの塾では、テストごとに「振り返りの場」を設け、
生徒と先生が一緒にPDCAを回しています。
- テスト直後の全体振り返り:
自らの取り組みをそれぞれが振り返ったうえで、
生徒さん同士で共有してお互いにフィードバックを行います。
その際に「Keep / Problem / Try(KPT)」という方法を用いて分析を実施します。
K(続けること)、P(問題点)、T(次に試すこと)を明確にして次回課題を決定します。 - 個別面談:
全体で振り返ったことを基にして、個別に先生と一緒に振り返りを行います。
自分のアクションはもちろん、目標設定なども考えることで、
取り組むことが明確になります。 - 宿題・次回チェックの仕組み:
面談で決めたTryは具体的な計画に落とし込み、
日々取り組んでいきます。
このようにすることで、テスト直前に限らず、
計画を遂行することが可能になります。
実際の振り返りは以下のインスタのリンクからご参照ください。
https://www.instagram.com/reel/DOil4FvklAA/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
振り返りは「やること」ではなく「続ける仕組み」が肝心です。
一度で完璧を目指すのではなく、テスト→振り返り→小さなTry→チェックを積み重ねること。
塾ではその仕組み作りと実行のサポートをしています。
もし「どこから始めればいいか分からない」なら、ぜひ一度面談に来てください。
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